練習では入るサーブが試合でダブルフォルトしてしまう原因は?
練習の時はいつも早いサーブが気持ちよく決まるのに、試合になると、とたんにダブルフォルトしてしまうのはなぜでしょう。
試合では、普段の練習の時は入るサーブを、ネットに引っかけてしまったり、逆にオーバーしてしまったりするのは、よくあることです。
サーブは、試合中の緊張や大事なポイントの時のプレッシャーなど、メンタル面が大きく影響すると言われています。
緊張した場面でも、サーブを安定させるためのポイントを2つご紹介します。
目次
普段のサーブ練習の時に試合を意識すること
「練習と試合は別物」とも言われますが、普段の練習の時から、試合の緊張感を持ってサーブを打つように心がけていると、試合の時も「普段の練習どおり落ち着いていこう」と自信を持てるようになります。
そのためにも普段の練習の中で、試合のイメージと緊張感を持って取り組む時間を作ることが大切です。
サーブの練習をする時は、なんなく連続して打つだけではなく、1球1球、試合の時と同じ緊張感と間を持って、打つ前に、ファーストサーブ、セカンドサーブと決めて打つ時間を作りましょう。
ダブルフォルトを防ぐためにはトスを安定させること
サーブを確実に決めるには、安定したトスが欠かせません。
試合で緊張した場面でも安定したトスが上げられるように、十分練習しましょう。
また、試合の時、トスは何度でも上げ直すことができますので、トスが思う位置に上がらなかった時は、落ち着いてトスを上げ直しましょう。
試合で緊張して、トスがうまくあがらなくなって、「ごめんなさい、ごめんなさい」と一生懸命謝っている人を見かけたことがあります。
相手に対する配慮も必要ですが、試合に勝ちたいと思うなら、必要以上に相手に対して萎縮する必要はありません。サービスゲームは基本的に自分のペースで進めていいんだ!思うことが大切です。
トスが乱れてしまったら一度落ち着いて深呼吸をするなど、普段の自分を取り戻すための間をとってみましょう。
「トスがうまくいかなかったら、上げ直せばいいや」という気持ちの余裕も大切です。
試合で緊張した時に、トスがうまくいかなくなることが多い人は、手首や肘を使ってトスを上げているケースも考えられます。
普段からトスを安定して上げられるように練習をしましょう。
サーブを確実に決めるために不可欠な安定したトスを手に入れるポイント
試合でサーブの調子が悪い時は原因を考えよう
サーブの調子が悪い時は、必ず原因があるはずです。
緊張してトスがうまく上がらない、腕が思い切りふれていない、いつもより振り急いでしまう、ボールを見ていないためにラケットの真ん中でボールを捉えられていないなどが、典型的なケースです。
原因がわからないまま、続けて打つのではなく、少し間をとって原因を考えてみましょう。
普段の練習の時から、自分がやってしまいがちなミスとその対処方法を考えておくことで、試合の中で調子を崩した時も、すぐに原因を把握して対処できるようになります。
ぜひ一度、時間をとってじっくり考えてみましょう。
自分では原因がわからないという人は普段一緒に練習をしている仲間に正直な意見を聞いてみたり、コーチに客観的に見てもらったりすると、自分では気づかなかった欠点に気づくことができるので、おすすめです。