錦織圭選手の活躍による「エアK資金」で次世代ジュニア育成へ
2015年5月22日、日本テニス協会のジュニア育成プロジェクト「特別ジュニア強化プラン」の記者発表が行われました。
「特別ジュニア強化プラン」は錦織圭選手の活躍によって生まれた「エアK資金」により実現しました。
目次
エアK資金とは?
「エアK資金」は、空前の錦織ブームのために増加した入場料収入などで大幅な黒字となった資金から、次世代育成のために使われる資金のことです。
錦織圭選手は13歳の時に数々のトッププロを輩出したニック・ボロテリー・テニスアカデミー(米国フロリダ州ブラデントン)への派遣メンバーに選抜され、その後4年間、アメリカで過ごしました。
ジュニアの時に海外で経験を積んで、2015年現在、世界ランキング5位まで上り詰めた錦織圭選手は、自らの活躍が次世代の選手育成に使用されることをきっと嬉しく思っていることでしょう。
東京オリンピックを見据えた「特別ジュニア強化プラン」
「特別ジュニア強化プラン」の目的は、ジュニアからシニアへの移行をスムーズに行い、世界の舞台で活躍できる力を養うことだそうです。
選ばれた男女ジュニアの選手は9月から11月までの3か月、スペインに派遣されて、ラファエル・ナダル選手を指導した経験を持つコーチも在籍しているバルセロナの名門クラブでトレーニングを積むことができます。また、シニアの国際大会にも出場する予定だそうです。
「特別ジュニア強化プラン」は東京オリンピックを見据えて、今後5年間継続されるとのこと。
どんな選手が選ばれて、今後どのように成長していくのか、楽しみですね!
「特別ジュニア強化プラン」強化本部長の植田実氏とは?
「特別ジュニア強化プラン」強化本部長の植田実氏は、2012年にデビスカップの日本代表監督に就任し、2013年には、男子テニス国別対抗戦デビスカップの最上位グループであるワールドグループへチームを導いた実績の持ち主です。
「特別ジュニア強化プラン」でも力を発揮してくれるそうですね!