シングルスゲームなし基礎練習会に参加してみた
試合何日か前だと軽く体を動かすよりはもう少し基礎練習をしたくなります。ネットで検索するとダブルスゲーム形式が結構多く募集してます。
そんなタイミングで、通勤途中で寄れる場所で行われているシングルスゲームなしの基礎練習会に参加してみました。
この練習会は
2時間・4人・ほぼ休みなし
という内容で、想像以上に球数が多く、試合前の調整や課題確認にとても向いています。
この練習会の特徴
2時間/4人なので待ち時間がほぼない シングルス前提の走らされる練習が多い ゲームがない分、目的を持って打てる ラン&ストップから「深く打つ」練習が豊富
試合前に「試合感覚」よりも
✅ フットワーク
✅ 打点の安定
✅ ネットプレーの精度
を確認したい時には、かなり良い内容です。
練習メニュー内容
この日の主な練習メニューはこちら。
① ショートラリー
いきなり打ち込まず、まずは当てる感覚作りと足を動かして打点に合わせられるか確認します。
タッチ、ラケット面の感覚を整える時間。
② ロングのクロスラリー(左右チェンジあり)
クロスラリーを5分 その後、ポジションを入れ替えて再度クロス
単調に見えて、深さ・高さ・安定感がはっきり出ます。
自分はクロスを打ったらセンターに少し戻り次のショット前に動いて止まるをわざと入れています。動く事で球との距離感の掴み方、目線をプラザないようにします。ミスの質がそのまま分かるので、自分の状態確認に最適。
③ 2対1の振り回し練習
ランダム振り回し あらかじめ決めたコースへの振り回し
ここが一番難しくてキツいです。
✅ ラン&ストップ
✅ 足を止めてから打つ
✅ 無理せず深く返す
という、試合で一番大事な動きが凝縮されています。この三つの動きをリラックスして無呼吸にならないで行う。ガチガチで動いて打つとすぐに疲れるので省エネも意識します。
④ バック側へアプローチ → ネット&ボレー
攻撃側:アプローチして前へ
守備側:ロブ禁止、パッシングを行い、相手のボレーに対して反応して再度パッシング。
「とりあえず前に行く」では通用せず、
✅ アプローチの質
✅ ボレーのコース
✅ 決め急がない判断
が問われます。
逆に受けて側はただ返球するとボレーでオープンに流されるので、リスクも考慮したコース選びアプローチのボールの高さで厚く薄くの当て方かえてスピン増減して、ボレーのコースを予測して動く。
⑤ ボレスト(途中で必ずドロップ)
ボレーだけで終わらせず、途中でドロップを入れることで、タッチと判断力が求められるメニュー。
試合での
「ボレー → 詰める → ドロップ」
のイメージが作りやすい練習。私的にガチガチ系なので抜く練習に良いです。
⑥ スマッシュ
地味ですが、疲れてからのスマッシュ、後ろに下がってのスマッシュは実戦的。
試合全般で決めきれるかどうかの確認になります。
⑦ サーブリターン → 2〜3球ラリー → ネットOK
サーブ&リターンでスタート 数球ラリーしたらネットに詰めて良し。
サーブのコースの確認、良いサーブの後の予期せね短い球の嗅覚アップを意識してます。
ポイントの入口と出口をセットで練習できるのが良いところ。
実際に感じた課題
● 振り回し練習での不安定さ
2対1のランダム振り回しでは、
返球が浅くなる クロスに打ち切れない 安定感が落ちる
球速は落としてもらっているのに不安定なので、
右足の入り方・打点位置の調整がまだ足りないと再認識しました。
● アプローチとボレーの甘さ
アプローチが浅い ボレーがサイドアウトしやすい
自分では「決めにいっているつもり」で、
実は無理な力加減になっている場面が多い。
今は
✅ ネットにかけない
✅ 抜く感覚
✅ タッチ重視
を意識して練習中です。
● ネットプレーをもっと武器にしたい
せっかく背が高いのに、ネットプレーがまだ消極的。
前に出た時のプレッシャー ボレーでポイントを終わらせる強さ
ここを伸ばせれば、
シングルス全体の戦い方が楽になると感じています。
試合前の練習としての使い方
この練習会は内容が濃い分、
試合前日にはやらない 2〜3日前の調整向き
疲労が残ると逆効果なので、
あくまで**「動きと感覚確認」**の位置づけが良さそうです。
まとめ|ゲームなし練習の価値
試合をしない練習会ですが、
フットワーク 打点の安定 ネットプレー 課題の可視化
どれも、試合で差が出る部分ばかり。
試合が近い時こそ、
ゲームをしない練習で自分と向き合うのも、
ベテランにはちょうど良い選択だと感じました。
タグ:テニス シングルス 練習