フォアハンドストロークのコツ基本編(2)イメトレで上達スピードアップ!
フォアハンドストローク のコツ 基本編(1)では
・安定したフォアハンドのストロークを打つためのグリップ
・スプリットステップを踏んで、軸足をしっかり決める
・肩甲骨を視点にして、体の軸はまっすぐに、ラケットを一気に振り切る
という基本的なコツをご紹介しました。
フォアハンドストローク のコツ 基本編(2)では、フォアハンドストローク のコツ 基本編(1)に続き、インパクトの瞬間に気をつけること、ラケットを握る力の強さ、そしてイメージトレーニングの効果について、ご紹介します。
目次
インパクトではラケットが地面と平行になるように
インパクトの瞬間(ボールがラケットに当たる一瞬)はラケットが地面と平行になっていることが理想です。
またボールをラケットのスイートスポット(ラケットの真ん中か少しだけ上)で捉えられると、ラケットのパワーを最大限に生かすことができて、質の良いボールが打てるようになります。
ボールがラケットに当たるのはほんの一瞬なので、最初はなかなかうまくいかないかもしれません。
でも、イースタングリップで正しくラケットを握って、徐々に、手のひらの延長線上でボールを捉えるという感覚が習得できます。
インパクトの瞬間、地面と平行になっていること、ラケットのスイートスポットでボールを捉えることをしっかり意識して、練習を重ねていきましょう。
ラケットは手から滑り落ちない程度に軽く握る
ラケットを力いっぱいギュッと握っていると、腕全体でしなやかにラケットを振り切ることがなかなかできません。
いいボールを打ちたい、コントロール良くボールを打ちたいと思うと、ついついラケットをギュッと握ってしまうこともありますが、なるべく力を入れずに軽めに握ります。
そして、ラケットにボールが当たる瞬間に少しだけ、ギュッと握るようにすると、勢いのあるよいボールが打てます。
イメージトレーニングは上達の近道
正しいフォームをしっかりイメージして練習することは上達の近道です。
下の動画は、過去には世界ランキング1位になったこともあるアナ・イバノビッチ(Ana Ivanovic)選手のフォアハンドストロークのスローモーション動画です。
イバノビッチ選手は184cmという長身でスタイルも良く、美人なことでも有名ですが、フォームもとてもきれいです。
スローモーション動画を見ると、
・ボールが飛んでくる前にしっかりスプリットステップを踏んで、足を動かしてボールが打ちやすい位置に移動していること
・体の軸をまっすぐに保ったまま、肩甲骨を視点にしてきれいに腕を振り切っていること
がよくわかるかと思います。
フォアハンドストローク のコツ 基本編まとめ
正しいフォアハンドストロークを習得するための基本的なコツをいくつかご紹介しました。
簡単にまとめてみましょう。
・正しいグリップでラケットを握る
・スプリットステップを踏んで、軸足をしっかり決める
・肩甲骨を視点にして、体の軸はまっすぐに、ラケットを一気に振り切る
・ボールがラケットに当たる瞬間はラケットが地面と平行になるように意識する
・ラケットは手から滑り落ちない程度に軽く握る
全てのことを一度に意識するのは難しいので、一つか二つ、自分ができていないこと、マスターしたいことなどを意識しながら繰り返し練習することが上達の秘訣です。
イメージトレーニングもとても効果的です。
スローモーション動画で、プロの正しく美しいフォームを何度も見て、自分でしっかりイメージできるようになると、上達も早くなりますので、ぜひ試してみてください。
Youtubeで「forehand slow motion」というキーワードで検索すると、他にもいろいろな選手の動画を見ることができます。
自分が好きな選手の動画を見つけると、イメージトレーニングが楽しくなるので、おすすめです。