テニス チャンスボレーをネットに引っかけずに確実に決めるコツ

ダブルスの試合で前衛をしている時、相手から甘いボールが返ってきて、
「チャンス！」と思って、思い切ってボレーしたのに、ボールがネットに
ピシッと引っかかってしまって・・・
「あっちゃ~・・・」という経験、ありませんか？

せっかくのチャンスなのに、もったいないですよね。
本人は一生懸命、集中してチャンスを逃さずに打っているのに、なぜネットに
引っかけてしまうのでしょうか？

今回はチャンスボレーをネットに引っかけてしまう原因と確実に決めるための
コツをご紹介します。

チャンスボレーをネットに引っかけてしまう原因

チャンスボレーをネットに引っかけてしまうのは、自分とネットとの距離が遠い
ことが原因となっているケースが多いです。

自分がミスをした時は、必ずその場でネットとの距離を確認してみましょう。

「あと少し、ネットとの距離が近いところから打っていれば、ネットに引っか
けなくてすんだかも！」ということが多いのではないでしょうか。

チャンスボレーはあと一歩前に詰めてから！

チャンスボールがきたと思った時は、思い切って、前に詰めてネットに近づきま
しょう。

慣れないうちは、前に詰めすぎるのは怖いと思うかもしれませんが、前に詰め
た方が、チャンスボールをネットに引っかけるリスクは確実に減ります。

そのためには相手をよく観察して相手からの返球を予測することが大切です。

自分や自分のペアが鋭いボール、深いボールを打った時は、緩い球が返ってくる
可能性が高いので、相手が打つところをよく観察して、「チャンスボールが来そう！」
と思ったら、すかさず前に詰めましょう。

ラケットは自分から見える位置、できればボールより少しだけ上にセットしておくと、
ネットに引っかけるリスクはさらに減ります。

体重移動でボールに勢いを乗せよう！

打つ時はラケットを振るのではなく、後ろ足から前足への体重移動でボールに勢い
を乗せるイメージを持つようにしましょう。

右利きの人がフォアボレーを打つ場合は、少しだけ右を向いた状態から、右足から
左足へ体重移動します。
バックボレーを打つ場合はその反対で、少しだけ左を向いた状態から左足から右足
へのスムーズな体重移動をします。

またほんの少しだけでいいので、横向きを作って、ラケットを自分が見える位置に
セットするとミスが減りますし、体重移動でボールに勢いをつけやすくなります。

ラケットを振ってしまうと、コントロールが悪くなりミスにつながりやすくなります。
ボレーをする時は、ラケットを振るのではなくできるだけ体重移動を上手に利用して
打つクセをつけることをおすすめします。

チャンスボレーは落ち着いてコースを狙う

チャンスボレーを打つ時は「チャンス！」と思って気合いが入りすぎて、本人に
そのつもりがなくても、つい力一杯ラケットを振ってしまいがちです。

「チャンス！」と思ったときこそ落ち着いて、「速いボールを打つぞ」ではなく、
正確にコースを狙う意識を持ちましょう。

コースは相手がいない場所を狙うことが基本ですが、どこに打てばよいか迷って
しまった時は、センターに深く返すとよいでしょう。

センターへの深く鋭いボレーは取りづらく、返球されたとしても甘いボールが
返ってくる可能性が高いです。

チャンスボレーをネットに引っかけずに確実に決めるコツ　まとめ

チャンスボレーをネットに引っかけずに確実に決めるために必要なことを
まとめてみました。

・相手をよく観察すること
・「チャンス！」と思った時はすぐに前に詰めること
・少しだけ横向きを作って、ラケットを自分が見える位置にセットすること
・ラケットを振るのではなく体重移動を利用してボールに勢いを乗せること
・落ち着いてコースを狙うこと

全てを完璧に意識するのは難しいですが、少しずつ意識しながら、練習を重ねていきましょう。
いつもより少しだけ前に詰めることを意識するだけでも、かなりミスが減るはずです。
ぜひ試してみて下さい。